『紀貫之 冬花 (三)』

白雪の

降りしく時はみ吉野の

山下風(やましたかぜ)に

花ぞ散りける

-古今和歌集(延喜5年(905))・賀歌・紀貫之-

「冬」

「雪」を「花」に見立てる

白雪が降りしきるときには
吉野山の麓を吹く風に
まるで
花が散っているよう